ひょんなことから家族と離れ、聖アルカディア学園に編入することになった主人公『早見拓郎』。

その学園はつい二年前に共学になったばかりの、女子の比率が圧倒的に多い女子校の様な学園だった。

そんな聖アルカディアの寄宿舎で新たな生活を始める事になった早見は、次々に我が身に襲いかかる不幸に、この学園に来た事を早々に後悔することになる。

寄宿舎の変人達、友人ヅラで疫病神のようにまとわりついてくるクラスメイト、姦淫教師、学園に巣くう極悪なクラブの数々・・・。 そして悪魔の申し子『森本レオナ』との出会いが、更に不幸に拍車をかけていく。
まさに、この学園はアルカディアとは名ばかりの地獄だった・・・。

そして、日々繰り返されるレオナのわがままに耐えきれず、数名の男女がなし崩し的に決起した。

果たして早見は森本レオナの毒牙から逃れる事ができるのか・・・。その壮絶な学園闘争を赤裸々に描いたハレンチラブ叙事詩！

〜序章〜

聖アルカディア学園に編入した早見拓郎は天国を予感した。

訪れた寄宿舎は娘ばかり、中でも美しき寮長・音川沙織には一目惚れの有り様だ。

娘たちの奔放な歓迎に学園生活への期待もふくらむ早見。だがそれはもろくも打ち砕かれる。
学園を支配する美しき悪女・森本姉妹が、一見凡々たる早見に秘められた「性の力」に気付き、 我がものとすべく画策していたのだ。

妹レオナとその手先である社交部に、身も心も弄ばれる早見。

楽園とは名ばかりの学園で、恋と性の闘争劇が今始まる...。